こんにちは、いつも「かつコード」のサイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。
毎週金曜日にブログとしてリポートをお伝えしております。
今回は、AIで画像を作るにはどのようにするのかについて解説します。
資料作りに、また半日つぶれてしまった
提案書の締め切りは明日。
構成を考えて、文章を書いて、デザインを整えて——気づけば半日が資料作りだけで終わっていた。
そんな経験はないでしょうか。
資料作成は「やらなければならないが、本業ではない」作業の代表格です。
ここにAIを取り入れる動きが広がりましたが、「丸ごと任せる」発想は誤りです。
AIが得意なのは叩き台(たたきだい:完成品ではない検討用の下書き)を作ることであり、仕上げの精度は人の判断にかかっています。
AI資料作成の基礎知識
AIは「構成案・文章の下書き」を作るのが得意で、デザインの完成度は人の手直しが前提です。
AI資料作成とは何か
AI資料作成とは、対話型AIツールに議題やテーマを伝え、資料の構成(スライドの流れ)と各ページの文章案を自動生成してもらう方法です。
「新商品の提案資料。ターゲットは30代女性、中価格帯」と伝えると、表紙・課題・解決策・価格・導入事例といった構成と文章の叩き台が数分で出力されます。
その後、デザインツールに流し込み体裁を整えます。
なぜビジネスで使う価値があるのか
「白紙から考える」という最も時間がかかる工程を短縮できることが理由です。
資料作成の時間の多くは、文章そのものより「何をどの順番で伝えるか」という構成を考える時間に費やされています。
AIに壁打ち相手になってもらうことでこの工程を圧縮できますが、AIの出力は無難な構成になりがちで、自社ならではの強みを踏まえた提案には必ず人による加筆が必要です。
資料の種類別・判断軸
資料の種類によってAIの向き不向きがあります。
定型的な報告資料ほどAI向き、個別提案の核心部分ほど人の手が必要です。
社内向けの定例報告や進捗共有資料は、フォーマットが決まっており事実整理が目的のため、AIに構成させることで大きな時間短縮が見込めます。
一方、初回提案の核心となるページ(自社の強み、価格交渉の根拠)は相手との関係性を踏まえる必要があり、AIだけでは説得力のある文章になりません。
骨組みはAIに任せ、核心部分は人が書き直す役割分担が有効です。
資料の種類別・向き不向き表
| 資料の種類 | AIとの相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 社内定例報告資料 | 向いている | フォーマットが固定的で事実整理が中心 |
| 企画書(社内向け) | やや向いている | 構成の叩き台までは有効、独自性は人が追加 |
| 提案書(社外・初回) | 不向き | 相手との関係性・個別事情の反映が必要 |
| 価格交渉資料 | 不向き | 数字の根拠・交渉戦略は人の判断が必須 |
提案資料作成での時短実例
叩き台を10分で作り、磨きは人がやる——この役割分担で、資料作成全体の時間を半分近くまで縮められます。
かつコードでは、クライアント向け提案資料作成にAIを取り入れています。
以前は構成を考えるところから文章を書き、デザインを整えるまでで、1件あたり平均3時間〜4時間かかっていました。
現在の流れは、
①業種・課題・予算感を伝え構成と文章案を生成させる(AI・約10分)、
②クライアント固有の課題や要望を踏まえ核心ページを書き直す(人・約40分)、
③デザインツールに流し込みレイアウトを整える(人・約30分〜1時間)、
という3ステップです。
この結果、1件あたりの所要時間はおよそ3時間半→1時間半前後まで短縮できました。
特に効果が大きかったのは、白紙から構成を考えるという心理的ハードルの高い工程をAIが肩代わりしてくれる点です。
一方、提案の核心部分はAIの文章のままでは説得力に欠けるため、必ず人が書き直しています。
まとめ
AIによる資料作成は、「叩き台を高速で作る」ことに徹して使うのが最も効果的です。
資料の種類を見極め、定型的な部分はAIに、個別提案の核心部分は人が担当することで、時間を大幅に削減しながら資料の説得力も保つことができます。
今日からできる3つのアクション
- 次に作る資料が「定型的な報告」か「個別提案」かを最初に見極める
- 構成案・文章の叩き台をAIに作らせてみて、所要時間を計測する
- 提案の核心となるページだけは、必ず人の手で書き直す工程を挟む