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ChatGPTを仕事で活用する方法

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こんにちは、いつも「かつコード」のサイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。

毎週金曜日にブログとしてリポートをお伝えしております。

触ってはみたけれど、続いていない

ChatGPTのアカウントは作った。話題のニュースも見た。

でも、実際の仕事では数回使って終わっている——そんな経営者・個人事業主の方は少なくありません。

理由はシンプルです。

「何に使えばいいか」が曖昧なまま、なんとなく触っているからです。

ChatGPTは2026年2月時点で週間アクティブユーザー数が9億人、有料会員も5,000万人を超え、すでに実務ツールとして定着しつつあります。

世の中には「活用事例30選」のような記事も溢れていますが、事例を並べられるほど、かえって「結局どれから始めればいいのか」がわからなくなってしまいます。

この記事では、事例の羅列ではなく、非エンジニアの経営者がまず着手すべき2つの用途に絞って解説します。

かつコードが実際に提案書作成でどう使っているかも、具体例として紹介します。

ChatGPTの基礎知識

ChatGPTは「何でも自動でやってくれる魔法」ではなく、「壁打ち相手」と「下書き担当」として使うと成果が出やすいツールです。

生成AI(せいせいエーアイ)とは何か

生成AI(じゅうせい・回答文・画像などを新たに作り出すAI技術。例:文章を書く、要約する、アイデアを出す)は、人間が入力した指示(プロンプト)に応じて、その場で文章や案を作り出す技術です。

ChatGPTはこの生成AIを対話形式で使えるサービスの代表格で、無料版でも十分に業務で使える水準にあります。

なぜ「何でも屋」として使うと失敗するのか

ChatGPTに「良い企画を考えて」とだけ頼むと、当たり障りのない一般論しか返ってきません。

これは、AIがあなたの会社の文脈(前提条件・過去の判断・顧客像など)を知らないためです。

逆に言えば、AIに「壁打ち相手」として前提を伝えながら会話をすると、精度は一気に上がります。

業務のどこから着手すべきか

いきなり全業務に導入しようとせず、「壁打ち」と「下書き」の2用途から始めるのが最も失敗が少ない方法です。

用途1:壁打ち(アイデア・判断の整理)

壁打ち(かべうち・自分の考えを相手にぶつけて、返ってきた反応から思考を整理する対話手法。例:新サービスの方向性を相談する)とは、結論を出す前に、考えを言語化しながら整理する使い方です。

  • 「新しいサービスを始めようと思うが、想定される懸念点を3つ挙げてほしい」
  • 「この価格設定について、競合と比べて妥当か、視点を変えて意見がほしい」

壁打ちの良い点は、人に相談する前の「たたき台」を作れることです。

社内の会議に持ち込む前に、一人で考えを整理しておくだけで、議論の質が変わります。

用途2:下書き(文章の初稿づくり)

下書き(したがき・完成形ではなく、たたき台として作る初稿。人間が手直しする前提のもの)としてのChatGPT活用は、最も時短効果が大きい使い方です。

  • メールの返信文の初稿
  • 提案書の構成案・見出し案
  • SNS投稿文のたたき台

ここで重要なのは、「完成品を出させる」のではなく「初稿を出させて自分で直す」という姿勢です。

ゼロから書く手間と、直す手間では、後者の方が圧倒的に速く終わります。

業務別・AI活用度チェックリスト

自社のどの業務にAIを取り入れられそうか、以下でチェックしてみてください。

  • 会議前に、論点や懸念点を一人で整理する時間がある
  • メールの返信文を書くのに、毎回悩んで時間がかかっている
  • 提案書・企画書の「構成を考える」段階で手が止まりやすい
  • competitors(競合)のサービスや価格を調べる作業が発生している
  • SNSやブログの投稿文を、ゼロから毎回考えている

3つ以上チェックが付いた方は、その業務からChatGPTを試すのがおすすめです。

かつコードでの使い方

提案書作成では「構成の壁打ち→初稿の下書き→自分の言葉で仕上げ」という3ステップで使うと、質を落とさず時間を半分近く削減できます。

提案書作成での具体的な流れ

かつコードでは、お客様への提案書を作る際、次のような手順でChatGPTを使っています。

  1. 壁打ち: 「Web制作を検討している美容室オーナー向けに、提案書に入れるべき論点を5つ挙げてほしい」と相談し、抜け漏れがないか確認する
  2. 下書き: 挙がった論点をもとに、各セクションの見出しと簡単な説明文の初稿を作らせる
  3. 仕上げ: 初稿をベースに、実際のお客様の状況・過去の実績・自社の強みを自分の言葉で書き加える

この流れの肝は、3番目の「仕上げ」を必ず人間が行うことです。

AIが作った初稿のままお客様に出すと、どこかで見たような一般論に終わってしまい、かえって信頼を損ないます。

自社の一次情報(実績・数値・お客様とのやり取り)を最後に足すことで、提案書の説得力が大きく変わります。

効果を感じたポイント

  • 「構成を考える」ための時間が、体感でおよそ半分程度に短縮された
  • ゼロから書くよりも、初稿への「赤入れ」の方が精神的なハードルが低く、着手しやすい
  • 論点の抜け漏れを事前にチェックできるため、お客様への説明が漏れにくくなった

一方で、業界特有の専門知識や、お客様固有の事情については、AIはあくまで参考程度にとどめ、最終的な判断は必ず自社で行っています。

つまずきやすいポイント

導入初期によくあるつまずきは、「壁打ち」と「下書き」を同時に一つのプロンプトでやろうとしてしまうことです。

「良い提案書を書いて」と一度に頼むと、AIは論点整理と文章作成を同時にこなそうとして、結局どちらも中途半端な出力になりがちです。

対策はシンプルで、工程を分けて指示することです。まず論点を洗い出す壁打ちを済ませ、その結果を踏まえたうえで初稿の作成を依頼する。

この2ステップに分けるだけで、出力の質が大きく変わります。

急いでいるときほど一度に済ませたくなりますが、実際には工程を分けた方がトータルの時間は短くなります。

まとめ

ChatGPTは「何でもできる万能ツール」ではなく、「壁打ち相手」と「下書き担当」として使うことで、
非エンジニアの経営者・個人事業主でも無理なく業務に取り入れられます。

今日からできる3つのアクション

  • 今抱えている悩みや判断を1つ選び、ChatGPTに「懸念点を3つ挙げて」と壁打ちしてみる
  • 直近で書く予定のメールや文書を1つ、AIに初稿を作らせてから自分で手直ししてみる
  • 上記の「業務別・AI活用度チェックリスト」で、自社に当てはまる業務を洗い出す