こんにちは、いつも「かつコード」のサイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。
毎週金曜日にブログとしてリポートをお伝えしております。
38回目の本日は、「専門性を伝える方法」について解説します。
専門性を伝える方法
「うちは専門性が高い会社です。」
そう言われても、それだけでは「どのくらい専門的なのか」は分かりません。
ホームページでも同じです。
「経験豊富なスタッフが対応します。」
「専門的な知識があります。」
「高品質なサービスを提供しています。」
と書いてあるだけでは、他社との違いが伝わりにくいでしょう。
では、どうすれば専門性を伝えられるのでしょうか。
答えは、**「専門家であることを主張する」のではなく、「専門家だと分かる情報を見せること」**です。
資格、経験、実績、専門分野、具体的な事例、詳しい解説、仕事への考え方など、専門性を裏付ける情報を積み重ねることで、読んだ人は「この会社は詳しそうだ」と判断できるようになります。
今回は、ホームページで専門性を伝えるための具体的な方法について解説します。
「専門性がある」と書くだけでは伝わらない
まず、最もよくある失敗から考えてみましょう。
例えば、
「豊富な経験を持つスタッフが対応します。」
という文章があったとします。
しかし、
「どんな経験があるのか」
「何年経験しているのか」
「何件くらい対応してきたのか」
「どんな分野が得意なのか」
が分からなければ、読者は判断できません。
そこで、
「○○の分野で15年以上の経験があります。」
「これまで○○件以上の案件に対応しています。」
「○○業界のお客様を中心に支援しています。」
など、具体的な情報を加えます。
抽象的なアピールを、具体的な事実に変える。
これが専門性を伝える基本です。
専門性は「資格」だけではない
専門性というと、
「資格を掲載すればいい」
と思うかもしれません。
もちろん資格は重要です。
例えば、
- 国家資格
- 民間資格
- 技術資格
- 専門研修
- 認定資格
などは、専門知識を示す材料になります。
しかし、資格だけが専門性ではありません。
実際の仕事で積み重ねてきた、
- 経験
- 実績
- 研究
- ノウハウ
- 対応件数
- 特定分野への知識
- 業界経験
なども、専門性を伝える重要な材料です。
むしろ資格がなくても、
「この分野について、この人はかなり詳しい」
と思ってもらえるケースはたくさんあります。
「何の専門家なのか」を明確にする
専門性を伝えるとき、最初に考えたいのが、
「何について詳しい会社なのか?」
ということです。
例えば、
「Web制作会社」
だけでは広すぎます。
「中小企業のホームページ制作」
「店舗向けのホームページ制作」
「ECサイト構築」
「Laravelを使った業務システム開発」
など、専門領域を具体的にすると分かりやすくなります。
もちろん、複数のサービスを提供していても構いません。
大切なのは、
「自社が特に得意としている領域はどこなのか」
を明確にすることです。
「誰のための専門家か」も考える
専門性は、
「何ができるか」
だけではなく、
「誰のために詳しいのか」
という視点も重要です。
例えば、
「Web制作に詳しい会社」
よりも、
「小規模事業者のホームページ制作に詳しい会社」
の方が、対象となるお客様には分かりやすいでしょう。
さらに、
「店舗型ビジネスの集客を目的としたホームページ制作」
など、課題まで絞り込めれば、
「自分のための会社かもしれない」
と思ってもらいやすくなります。
専門性とは、単に知識が多いことではありません。
特定の人の特定の問題を解決できること
も専門性です。
実績は専門性を伝える強力な材料
専門性を伝えるうえで、非常に重要なのが実績です。
例えば、
「飲食店のホームページが得意です。」
と書くより、
「これまで飲食店のホームページを20件以上制作しています。」
と書いた方が、具体性があります。
さらに、
「どのような課題があり、どう改善したのか」
まで紹介できれば、さらに説得力が増します。
実績ページでは、単に完成したホームページの画像を並べるだけではなく、
- お客様の課題
- 制作前の状況
- 提案した内容
- 制作したもの
- 工夫したポイント
- 制作後の変化
などを紹介すると、専門性が伝わりやすくなります。
「実績の数」だけではなく「内容」を見せる
「制作実績100件」
という数字は目を引きます。
しかし、それだけでは、
「どんな仕事をしてきたの?」
という疑問が残ります。
例えば、
「飲食店30件、整骨院20件、工務店15件、その他35件」
など、内訳が分かれば専門領域が見えてきます。
さらに、
「問い合わせ数を増やすために導線を改善した」
「予約システムと連携した」
「業務システムとホームページをAPIで接続した」
など、具体的な取り組みを紹介すれば、
「単に作れるだけではなく、課題を考えて仕事をしている」
ことが伝わります。
専門的な内容を「分かりやすく説明する」
専門性を伝えるときに、もう一つ重要なのが、
難しいことを分かりやすく説明する力
です。
専門家だからといって、難しい言葉をたくさん使う必要はありません。
むしろ、
「専門用語を使わずに説明できる」
こと自体が、高い専門性の証になることがあります。
例えば、
「API連携を実装します。」
だけでは、一般のお客様には分かりません。
「予約システムなど外部サービスの情報を自社の管理画面に取り込み、複数のシステムを一つにつなげることができます。」
と説明すれば、何ができるのかイメージしやすくなります。
専門知識を、お客様が理解できる言葉に変換する。
これもホームページで専門性を伝える重要な方法です。
ブログは専門性を伝える場所になる
これまでのシリーズでも、ブログについて何度も取り上げてきました。
ブログはSEOのためだけに書くものではありません。
「この会社は、この分野に詳しい」
と伝えるための場所にもなります。
例えばWeb制作会社なら、
「ホームページの作り方」
「SEO」
「Webシステム」
「WordPress」
「予約システム」
などについて、分かりやすく解説できます。
記事を読んだ人が、
「この会社はこのことを詳しく説明できるんだ」
と思えば、それ自体が専門性の証拠になります。
「教えること」は専門性を伝える
専門性を伝えるためには、
知識を出し惜しみしない
ことも大切です。
「全部教えたら仕事が来なくなるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、実際には逆のこともあります。
例えば、
「ホームページの改善方法」
について詳しい記事を書いたとします。
その記事を読んだ人が、
「自分でも少し改善できそう」
と思うかもしれません。
一方で、
「ここまで詳しいなら、プロにお願いしたい」
と考える人もいます。
つまり、情報発信によって、
「相談するなら、この会社にしよう」
という候補に入ることができます。
専門用語を並べすぎない
専門性をアピールしようとして、
専門用語を大量に使ってしまうことがあります。
しかし、
「PHP、Laravel、React、Next.js、Docker、AWS、MySQL、API、REST、GraphQL……」
と技術名を並べるだけでは、一般のお客様には専門性が伝わらないことがあります。
大切なのは、
「その技術を使って何ができるのか」
です。
例えば、
「Laravelを使っています。」
ではなく、
「業務内容に合わせて、既存システムでは対応できない管理機能をオリジナルで開発できます。」
と説明した方が、ビジネス上の価値が伝わります。
技術はあくまで手段です。
専門性と「難しさ」は違う
専門的な会社に見せるために、あえて難しい言葉を使う必要はありません。
むしろ、
「専門家にしか分からない説明」
では、お客様が置いていかれてしまいます。
本当に専門性がある会社は、
難しいことを簡単に説明できる
という強みを持っています。
「何をしているのか分からない会社」ではなく、
「難しいことでも分かりやすく説明してくれる会社」
を目指しましょう。
スタッフの経歴も専門性になる
スタッフ紹介も、専門性を伝える場所になります。
単に、
「営業担当:山田」
と名前を載せるだけではなく、
- 経歴
- 得意分野
- 保有資格
- 担当領域
- これまでの経験
- 得意なこと
などを紹介できます。
例えば、
「Web業界10年」
「飲食店向けシステムを多数担当」
「フロントエンド開発を中心に担当」
などです。
スタッフ一人ひとりの専門性を見せることで、
会社全体の専門性
も伝わります。
代表者の専門性も見せる
特に小規模企業では、代表者自身が会社の専門性を担っていることがあります。
その場合は、
「代表者だから紹介する」
だけではなく、
「代表者が何を専門としているのか」
まで伝えてみましょう。
例えば、
「この業界で20年以上経験してきた」
「○○分野を専門としている」
「これまで○○件の相談に対応してきた」
などです。
代表者の経験が、そのまま会社の信頼につながることもあります。
資格・受賞歴・認定などを整理する
資格や認定、受賞歴などがある場合は、積極的に掲載しましょう。
ただし、
「資格をたくさん並べれば専門家に見える」
とは限りません。
お客様に関係のある資格や認定を、
何のための資格なのか
まで簡単に説明すると親切です。
また、受賞歴についても、
「○○賞を受賞」
だけでなく、
「何が評価されて受賞したのか」
まで分かれば、より説得力があります。
メディア掲載も専門性の裏付けになる
新聞、雑誌、Webメディアなどに取り上げられた経験があるなら、それも専門性や信頼性を伝える材料になります。
例えば、
「○○について専門家としてコメントしました。」
「○○の事例が掲載されました。」
などです。
第三者から取り上げられた情報は、
自社だけでは作れない信頼材料
になります。
専門性は「お客様の悩み」から見せる
専門性を伝えるとき、
「私たちは○○ができます」
だけではなく、
「こんな悩みを解決できます」
という伝え方も効果的です。
例えば、
「お問い合わせが増えない」
「予約管理が大変」
「Excelでの管理に限界を感じている」
「複数のシステムに同じ情報を入力している」
などです。
そこから、
「このような場合は○○という方法があります。」
と解説します。
すると、
「自分の問題を理解してくれている」
と感じてもらえます。
お客様の問題を理解していること自体が、専門性の証明になるのです。
専門性を「商品」にする
専門性は、ホームページで紹介するだけでなく、
サービスそのものにする
こともできます。
例えば、
「ホームページ制作」
だけでなく、
「ホームページ診断」
「SEO改善」
「Web集客相談」
「業務効率化支援」
などです。
専門知識をサービスとして分かりやすく整理することで、
「この会社に相談すれば、この問題を解決できそう」
という状態を作れます。
「何でもできます」は専門性を弱くすることがある
会社のサービスを増やすこと自体は悪いことではありません。
しかし、
「ホームページもできます」
「システムもできます」
「アプリもできます」
「デザインもできます」
「広告もできます」
と何でも並べてしまうと、
結局何が得意なのか分からない
という状態になることがあります。
もちろん実際には幅広く対応できる会社もあります。
その場合でも、
「何が一番得意なのか」
「どんな相談に強いのか」
を明確にしておくとよいでしょう。
専門性は「絞る」ことで伝わりやすくなる
すべての人に向けて、
「何でもできます」
と伝えるより、
「○○業界に強い」
「○○の課題に強い」
「○○規模の会社を得意としている」
と伝える方が、対象となる人には響きます。
これは、
仕事を断るために絞るのではありません。
「自分たちは何を得意としている会社なのか」を分かりやすくするためです。
専門性は「実際の仕事」で証明する
どれだけホームページで、
「専門性があります」
と書いても、実際のサービスが伴わなければ意味がありません。
専門性を伝える最も強い方法は、
実際に専門的な仕事をして、その結果を見せること
です。
だからこそ、
実績。
事例。
お客様の声。
制作物。
改善結果。
数字。
などが重要になります。
ホームページでは、
「できます」
だけではなく、
「実際にやりました」
を見せましょう。
専門性は継続的に発信する
一度、
「○○の専門家です」
と書いたからといって、それだけで専門性が定着するわけではありません。
ブログを書く。
事例を紹介する。
SNSで発信する。
新しい知識を紹介する。
実績を更新する。
こうした発信を続けることで、
「この会社はいつも○○について発信している」
という印象が生まれます。
それが少しずつ、
「○○なら、この会社」
というブランドにつながっていきます。
私たちが考える「専門性」
私たちは、専門性を単純に「技術力の高さ」だけでは考えていません。
もちろん、技術力は重要です。
しかし、お客様にとって大切なのは、
「その専門知識を使って、自分の問題を解決してくれるか」
です。
例えば、LaravelやReact、Next.js、AWSなどの技術を知っていること自体が目的ではありません。
それらを使って、
「今の業務をどう改善できるか」
「どんなシステムを作れば仕事が楽になるか」
「ホームページからどう問い合わせにつなげるか」
を考えることが重要です。
だからこそ私たちは、
「技術を知っている会社」ではなく、「技術を使って課題を解決できる会社」
として専門性を伝えていきたいと考えています。
そして、その専門性をホームページで分かりやすく伝える。
実績を見せる。
記事を書く。
お客様の声を紹介する。
スタッフの経験を伝える。
そうやって少しずつ、
「この分野なら相談できそう」
と思ってもらえる状態を作っていく。
それが、ホームページを活用した専門性の伝え方です。
まとめ
専門性を伝えるときに、
「私たちは専門家です」
と書くだけでは十分ではありません。
大切なのは、
専門家だと判断できる材料を見せることです。
資格や経験だけでなく、
- 実績
- 事例
- スタッフの経歴
- 専門分野
- ブログ
- お客様の悩みに対する解説
- メディア掲載
- お客様の声
- 具体的な数字
など、さまざまな情報を組み合わせます。
そして、専門用語を並べるのではなく、
「その専門知識を使って、お客様の何を解決できるのか」
まで伝えることが重要です。
専門性とは、
「どれだけ難しい言葉を知っているか」
ではありません。
「お客様の問題を理解し、それを解決する力があること」
です。
だからこそ、ホームページでは「できます」と言うだけではなく、
「実際にやったこと」
を見せていきましょう。
それが、最も説得力のある専門性の伝え方になります。
今日からできる3つのこと
① 自社の専門分野を一文で書く
「私たちは○○の会社です。」
という文章を作ってみましょう。
できるだけ具体的に、
「誰の」「どんな問題を」「何によって解決する会社なのか」
まで考えてみてください。
② 専門性を裏付ける情報を3つ探す
資格だけに限りません。
実績、経験、対応件数、事例、メディア掲載、お客様の声など、
「自分たちがこの分野に詳しい」と証明できる情報を3つ探してみましょう。
③ 「専門家なら何を書く?」という視点で記事を1本考える
お客様が困っていることを一つ選び、
「専門家なら、この問題についてどんなことを説明できるだろう?」
と考えてみましょう。
その内容をブログ記事にすれば、SEOだけでなく専門性を伝えるコンテンツにもなります。
専門性チェックリスト
□ 自社が何の専門家なのか説明できる
□ 得意な顧客層が明確になっている
□ 得意な業界や分野が分かる
□ 専門性を裏付ける実績がある
□ 実績の具体的な内容を紹介している
□ 資格や認定を掲載している
□ スタッフの経験や得意分野を紹介している
□ 代表者の専門性を紹介している
□ 専門的な内容をブログで発信している
□ 専門用語を分かりやすく説明している
□ お客様の悩みを具体的に理解している
□ 悩みを解決する方法を紹介している
□ 「何ができるか」だけでなく「何を解決できるか」を伝えている
□ 実際の事例を掲載している
□ お客様の声を掲載している
□ メディア掲載など第三者からの評価がある
□ 「何でもできます」だけになっていない
□ 自社ならではの専門分野が見える
□ SNSでも専門的な情報を発信している
□ 専門性を継続的に更新・発信している
16〜19個:専門性がかなり明確に伝わっています。
「この分野ならこの会社」と認識してもらうための材料が揃っています。
11〜15個:専門性を伝える土台があります。
実績や事例、スタッフの経験などをもう少し具体的に見せると、さらに説得力が増します。
0〜10個:まず「何の専門家なのか」を整理しましょう。
資格やデザインを追加する前に、自社が誰のどんな問題を解決する会社なのかを明確にすることから始めてみてください。
3分で理解!専門性を伝える方法
専門性は、
「専門家です」と言うことではなく、「専門家だと分かる情報を見せること」
で伝わります。
そのために、
- 得意分野を明確にする
- 誰のための専門家なのか決める
- 資格や経験を紹介する
- 実績を具体的に見せる
- 事例を紹介する
- スタッフの専門性を伝える
- ブログで知識を発信する
- お客様の悩みを解説する
- 専門用語を分かりやすく説明する
- お客様の声を掲載する
- 第三者からの評価を紹介する
- 実際に解決した問題を見せる
といった方法があります。
そして、
「何ができるか」ではなく「何を解決できるか」
まで伝えることが重要です。
専門性が伝われば、
「この会社なら相談できそう」
「この分野に詳しそう」
「自分の問題を理解してくれそう」
という安心感につながります。
そして、その積み重ねが、
「○○なら、この会社」
というブランドにつながっていきます。
ホームページを見直すときは、ぜひ一度、
「私たちが専門家であることを、ホームページを初めて見る人にも証明できているだろうか?」
という視点で確認してみてください。